2019年12月は2個採卵し、ひとつは空砲、もうひとつは成熟卵が採れました。
最近の私はできれば顕微受精よりもふりかけ受精(=体外受精)を希望していて、
それで受精しない場合は力がないんだと諦めるようにしていました。
顕微だと卵に針で刺して精子を注入するので受精率は上がるけど、
それ相当のキズは付くしストレスになるし、
やはり受精しないものを無理矢理受精させることに抵抗があったからです。
この時もふりかけを希望しましたが、先生の
「それはもったいない!」
のひとことに押されて、ふりかけで受精しない場合は顕微授精に切り替える事にしました。
このことをクリニックでは「レスキュー」と言っています。
私のいままでの場合、ほとんどはふりかけで受精するのですが、
このときは採卵当日の夕方まで受精せず、
顕微授精に切り替えたそうです。
ところが次の日受精確認したら異常受精で核が3個出来たため、破棄したとのことでした。
これっていわゆる染色体異常の事だそうです。
「えええええ〜〜〜〜!」
なんだかはじめての事に驚いてしまいました。
私はあまりにも卵が胚盤胞まで育だたないので、
染色体の異常って結局のところ胚が成長しないことが多いのではないか、と
なんとなくは思っていましたが、はっきりと言われたのははじめてでした。
培養師さんいわく、染色体異常のため、育っても着床しないとの事でしたが、
何かの拍子で着床することもあるよな。。とぼんやり思いました。
体外で受精確認していなければ分からなかった事実ですが
それがリアルに感じた出来事でした。
ちなみにどういう状況だったのかを詳しく培養師さんに訪ねると
「異常受精と言うと、ひとつの卵子に複数の精子が受精する例もあるが、
今回は顕微授精だったので精子由来ではなく、卵子由来のものだろう」と言われました。
(顕微授精では1匹の精子を受精させているからですね)
通常、卵子の成熟時、不必要な核が放出されて、1つになるはずのところが放出されず、
2つ残ったのではないかと思われる、との事でした。
活性酸素が原因の場合もあるといわれているそうです。
①活性酸素が増える
↓
②体の酸化が進む
↓
③卵子の成長の異常が発生
という流れらしいです。
やはり顕微授精って、無理矢理受精させる時もあるので
こういう事が起こりやすいんじゃないかなーと思いました。
ちなみにこの後 漢方の先生に相談し、このところ頻度が減っていた『ワタナベオイスター』を改めて処方してもらう流れになりました。せめてもの抗酸化対策です💦(参考:https://product.oyster.co.jp/dhmba/)
結論!
高齢には顕微受精よりも体外受精がおすすめ!