流産から3年経って、私はもう46歳になっていました。
まさかこの歳まで不妊治療をしているとは思ってもみなかったし
あと2カ月後には47歳というところでした。
前前回の移植も前回の移植も陰性におわり、もうそろそろ潮時かな〜と
不妊治療をやめる時期を模索していました。
あれ以来、胚盤胞になることはなく、分割胚を凍結する方法に切り替え、移植と陰性を繰り返し、その凍結胚がまだ1つだけ残っていたので一応D3の診察に向かいました。
Y田先生:次、どうする? このまま移植続けても妊娠する気がしないんだよね。。
私:私もです。。(先生〜!!なんちゅーこというの!!私もずーっとそう思ってたけど!!!泣)
Y田先生:内膜検査でもやってみる?
内膜検査とは「エラ」「エマ」「アリス」という3つの子宮内膜検査のことでした。
子宮内膜着床能検査(ERA / エラ)
子宮内膜には着床した期間(着床の窓)があります。
この期間は個人によって異なり、ERA検査では、患者様個々の着床の窓を特定します。
最適なタイミングの胚移植をすることで、妊娠率を高めます。
子宮内膜マイクロバイオーム検査(EMMA / エマ)
子宮内膜の細菌の種類と量を測定し、バランスが正常かどうかを調べます。
子宮内膜の乳酸菌の割合は、着床・妊娠率に大きく関わります。
子宮内環境を改善する(乳酸菌の割合を上げる)ことにより着床・妊娠率が向上します。
感染性慢性子宮内膜炎検査(ALICE / アリス)
慢性子宮内膜は、細菌感染によって起こり、不妊症・不育症の原因の1つとなります。
ALICE検査では、従来の方法では特定できなかった慢性子宮内膜炎の病原菌を検出いたします。
実は「エラ(着床の窓)」に関しては流産直後に一度話が出ていましたが、着床はしたのだからこれは問題ないと言われ、やっていませんでした。当時はまだ出来たばかりの新しい検査で、そういわれていたようです。ですがその後3年が過ぎ、そうとも言い切れないということになったそう。(え、今更!?😨)
そもそもこの検査はスペインにある会社が特許を取っている遺伝子検査だそうで、
検査の方法は非公開。着床時期の内膜を削って、細胞をスペインまで送って結果が送られてきます。
そのため、先生によってはこれ自体を信用していないっていう先生もいるみたいです。
ただ、胚盤胞を移植する前提の人に向けた検査なのでそうでない人は検査する意味がない、と言われ、 結局その日は「エマ(乳酸菌)」「アリス(子宮内膜炎)」の検査だけをすすめられて帰ってきました。。
エラの検査は着床の窓がいつなのかをチェックするものなので、いつ胚盤胞になるのかわからない分割胚を移植したところで、着床時期が見えない物は移植する意味がないということなんです。
まぁ、おっしゃる通りなんですが…
時期がずれているのならその分ずらして分割胚を移植してくれればいいのに…ケチだな
かなり悩みましたが…
「問題ないことを祈るけど…
もしこのタイミングで着床の窓に問題があったとしたらもう無理じゃん!
不妊治療を心置きなくあきらめる時なのかもしれない。。
原因も分からずこのまま治療を続けるよりはずっといい!」
と思い、エラの検査もすることに決めました。
(検査費用:エラ+エマ+アリスで15万円と言われましたが実際の請求は18万円でした)
次の診察はY下先生でした。
先生にその事を伝えると、やはり全力で「意味がない」と言われてしまいました。
私はその場で意志を押し通せずに先生の進めるままの「エマ(乳酸菌)」と「アリス(子宮内膜炎)」を検査する方向で調整してもらっていましたが、会計後、帰ることが出来ずに待合室で悩み…意を決して看護師さんに掛け合って、「エラ(着床の窓)」も受けられるように変更してもらい、お薬もそれ用に変更してもらいました💦(す、すみませんでした!)
後日、Y下先生に急に内容変更したことを詫びると
「エラで陽性出たら胚盤胞を目指すって意味だよね」とおっしゃってましたが、
「ははは」で返しました。(先生もしつこいけど私もしつこいよね💦)
私こういうとこあるんですよね。。
我が強いってこういうこと?😅